AdGuard for Android 4.10: HTTPS証明書のインストールガイドを改善
AdGuard for Android v4.10 では、HTTPS証明書のインストールプロセスに重要な改善が施され、ユーザーにとってはより直感的でわかりやすくなりました。HTTPS証明書の設定が、技術的な知識の有無に関わらず、すべての方にとってより簡単になりました。
新しい機能について説明する前に、まずHTTPS証明書とは何か、そしてなぜ重要なのかを再確認しましょう。
HTTPS証明書とは?
HTTPSは、HTTPプロトコルのセキュア版と言えます。データを暗号化して傍受から保護してくれるのです。パスワードやクレジットカード番号などの個人情報を安全に送信するために使用されます。
ただし、暗号化だけでは不十分です。正しいウェブサイトに接続していることを確認する必要があります。それがセキュリティ証明書です。証明書が欠如または不正な場合、ブラウザは安全でない接続をブロックします。
現在、ほとんどのウェブサイトはHTTPSを使用しています。広告を表示するウェブサイトも同様です。そのため、HTTPSフィルタリングがない場合、AdGuardはYouTube、Facebook、Xなどのプラットフォームで広告をブロックできません。
HTTPS証明書とその仕組みについて詳しく知りたい場合は、こちらのナレッジベース記事をご覧ください。
新しいインストール手順
AdGuardをインストールし、アプリを初めて起動すると、HTTPS証明書のインストールを促すメッセージが表示されます。このステップは、ブラウザでの効果的な広告フィルタリングを実現するために不可欠です。証明書がインストールされていない場合、フィルタリングの品質が大幅に低下します。そのため、初心者から上級者まで、すべてのユーザーがインストールをスムーズに完了できることが重要です。
このプロセス全体に改善の余地があることを認識していました。以前の手順は、異なるメーカーのデバイスの実際の設定項目と一致しないことが多かったです。また、アプリを離れると手順に戻れないというバグも存在していました。
これらの問題を解決するため、Google Pixel、Samsung、Huawei、Xiaomi、OnePlusなどという主要なデバイス向けに、Android OSのバージョンとユーザーのロケール(言語・地域)に応じて表示される適切なアプリ内ガイドを追加しました。また、上記のバグも修正しました。
フィードバック大歓迎です
AdGuard for Android をご利用中の場合、既に証明書インストールを完了している可能性があり、上記の変更は直接影響しないかもしれません。それでも、ウェブサイトのフルチェンジログで他の更新やマイナーな改善を確認できます。
アップデート後に新しいガイドが表示された場合は、役に立っているのか、改善すべき点はあるのかなど、ぜひご意見をお聞かせください。
皆様からのフィードバックは、AdGuardを新ユーザーにとってより使いやすく、直感的なものにするために役立ちます。ご意見はSNSで共有いただくか、GitHubから問題報告をお願いします。