【AdGuard for Windows 7.20】フィルタリングがより速く、より使いやすく
フィルタリングは広告ブロッカーの核であり、今回の AdGuard for Windows アップデートでもこの点に重点を置きました。
「差分フィルタ更新」という技術を導入し、フィルタを常に最新の状態で保てるようにしました。さらに、ワンクリックで追加でき、すぐに使えるフィルタを提供することで、DNSフィルタリングのカスタマイズをより簡単にしました。また、ブロックされたウェブサイトを表示する画面を一新し、よりインタラクティブに操作できるようにしました。
※本バージョンv7.20から、AdGuard for Windows のWindows 7のサポートを終了いたします。もしWindows 7より新しいバージョンにアップグレードが難しい場合は、AdGuard v7.19をご利用ください。
差分フィルタ更新
以前は、フィルタリストにわずかな変更があった場合でも、リストごとを再度ダウンロードする必要がありました。このアプローチは結構非効率的で、帯域幅の過剰使用、待ち時間の増加、不要なサーバー負荷につながっていました。
差分更新(differential updates)により、AdGuardはフィルタリスト全体ではなく、前回からの変更内容のみをダウンロードするようになりました。これにより、サーバー負荷が軽減され、処理が高速化されます。この改善は、ユーザー側で何かをする必要はなく、フィルタは自動的に差分更新されるようになり、常に最新のフィルタをご利用いただけます。フィルタ最新版の配信の効率化は、より効果的な広告ブロックにつながります。
DNSフィルタをワンクリックで選択
「DNS通信を保護」セクションでは、フィルタをインポートしてDNSフィルタリングをカスタマイズすることは以前もできていました。
しかし今回はフィルタの追加がさらに簡単になりました。単に既成フィルタから選択するだけです。
フィルタは利便性を考慮してカテゴリー別にグループ化されています:
- 一般: 広告とトラッカーをブロック
- 地域別: 特定の言語のウェブサイトをターゲット
- セキュリティ: フィッシングやその他の脅威をブロック
- その他: 上記に当てはまらない特別なケースに対応
ブロックされているページでのいろんな操作が可能に
フィッシング詐欺の脅威、ペアレンタルコントロール、フィルタリングルールなど、いずれかの理由で、以前にもAdGuardのブロック画面をご覧になったことがあるかもしれません。以前は、これらのページは道路の封鎖のようなものでした。しかし今では、選択肢のある交差点のようなものにしました。
例えば、AdGuardがフィッシングの疑いがあるとしてウェブサイトをブロックした時、そのサイトが安全であると確信している場合、ブロックされたページから直接AdGuardに通知することができます。
また、セキュリティチェックツールにアクセスして、ウェブサイトの詳細情報を確認することもできます。
フィルタリングルールによってブロックされたウェブサイト? 「このウェブサイトをホワイトリストに追加」をクリックするだけで、自動的にブロック解除ルールが生成され、「ユーザールール」に追加されます。
本アップデートには、WFPおよびTDIドライバーの更新、フィルタリングエンジン(CoreLibsおよびDnsLibs)の更新も含まれています。
他に何か改善すべき点や必要なものがあれば、AdGuardのSNSにぜひご意見をお寄せください。