Chrome 87でのページ読み込み不具合をAdGuard臨時アップデートで対処
Windows、Mac、またはAndroidのいずれかでAdGuardアプリをご利用中の方は、ごく最近アップデートがあったことにに気づいていると思います。
まだお気づきでなくても、特にChromeを利用している方はすぐにAdGuardをアップデートすることがおすすめです。
すべてのアプリを一度に臨時アップデートすることは滅多にありませんが、万が一そうなる場合は必ずそれなりの理由があります。今回その理由は不具合発見です。
一体何が起きていたのか
まず最初に、このバグは100%修正されているということを前置きしておきます。
細かいことは気にしなくても、AdGuardを最新バージョンにアップデートするだけで不具合はなくなります。
より詳しく知りたい方のためには、詳細を説明いたします。
ChromeブラウザはHTTP/2リクエストを圧縮しますが、最新バージョン(v87)では、不特定な理由で通常の方法とは異なる方法で圧縮したりする場合があります。
私たちはそのための準備をしていなかったので、結果として、ユーザーはいつまでも終わらない無限のページ読み込みに直面し、ページを更新することが発生していました。
さらに、奇妙なことに、問題はすべてのプラットフォームで発生するケースがありましたが、ほとんどはMac上で発生していました。
大多数のユーザーが直面するバグなら、私たちはすぐにバグをキャッチしていますが、今回影響を受けていたのは一部のユーザーだけでした。
AdGuard開発チームがバグをキャッチしようとする様子
これは一体偶然なのか?Chromeの開発者がごく一部のユーザーを対象に行っている実験・テストなのか?
それはまだわかりませんが、このせいで当社テスト端末で問題を再現ができず、バグの修正作業に支障をきたすことになりました。
ログやその他の情報をGitHubで提供するために時間を犠牲にしてくれた方々に大変感謝しております。
彼らの助けを借りて、私たちは問題の根源を掘り起こし、最終的には不具合を完全に取り除くことができました。
【Chrome 87での不具合対処を含むAdGuardバージョン】
Adguard for Windows 7.5.3430
Adguard for Android 3.5.66
Adguard for Mac 2.5.1.928
ソフトウェア開発において、バグはどうしても起こる当たり前な存在です。
それを完全に回避する方法はありません。
どちらかと言えば、異常な状況にもかかわらず、Chrome 87関連の不具合を修正できたことをかなり誇りに思っています。
しかし、ここでの最大の結論は、物事を正しくするためにはコミュニティの皆様からのフィードバックが必要不可欠な場合があるということです。
バグを報告したり、クラッシュレポートを送ったり、AdGuardコミュニティの生活に参加することをいつも大歓迎しております。
私たちと一緒に、より多くのことを達成し、インターネットをすべての人にとってより良い場所にしていきましょう。
手を貸したいけど、どうやって連絡したらいいかわからないという方は、こちらから一番便利な方法をお選びください(SNS、メール、フォーラムなど、あらゆる方法がございます)。