【AdGuard for Mac v2.8】設定エクスポート/インポート, DPI対策機能, 証明書説明画面など
AdGuard for Macの前バージョンはクリスマス直前でしたが、偶然ですが今回はイースターに間に合って公開いたしました。
AdGuard for Mac v2.8は、2つの機能と重要な追加機能を備えています。
設定のエクスポート/インポート機能
まず、念願の設定エクスポート/インポート機能についてですが、これはMac版を除くすべてのAdGuard製品にすでに実装されていた機能です。
今回のアップデートで、やっとMac版に追加いたしました。
そうです、macOSユーザーもついにAdGuard設定を一括でエクスポート/インポートできるようになりました。
DPI対策機能
次に、プライバシーを向上させることを期待するオプションとして、DPI対策というものを追加しました。
あなたが訪問するウェブサイトをインターネットプロバイダのDPI(ディープパケットインスペクションシステム)が検出するのを部分的に防ぐ機能です。
DPIの仕組みは、主に高度なネットワーク管理の目的で長い間使用されてきたことは理解していますが、データマイニング、インターネット検閲、あるいは単純なユーザーへの盗聴といった不快なことを行うことができる点については、まだ不安を感じています。
DPI対策機能は、いわばネット・ニュートラリティへのインプットと言えるでしょう。
HTTPSフィルタリング証明書とその必要性
今後、AdGuardのインストール中にダイアログ画面が表示されることが多くなります。
「なぜ?」と思われる方も少なくないと思いますので、説明いたします。
AdGuardは確かに、インストール時に多くの許可を求めます。
特に重要なのは、AdGuardはHTTPSフィルタリングを実行するための証明書を生成してインストールすることです。
このようなことは、不安を抱かせるのに十分だと理解しております。
そのため、質の高いフィルタリングを行うために、これらの権限が不可欠であることをユーザーに説明することが非常に重要だと思っております。
証明書について新しいダイアログ画面では、許可を必要としますがAdGuardはお客様のシステム上で得た権限を広告フィルタリング以外の目的に使用することは一切ありませんという、私たちのポリシーが述べられています。
さらに、アプリの実行中にブラウザアシスタントのアイコンがランダムにグレーになるという奇妙な問題も修正しました。
また、大きな問題以外に、いくつかの小さなバグフィックスと、より良いユーザーエクスペリエンスのためのCoreLibsとDNSLibsのアップデートも行いました。
いつものように、変更点の完全なリストはGitHubでご確認いただけます。
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AdGuardの改善に活用させていただきます。