【AdGuard for Windows v7.8】ブラウジングセキュリティ機能の強化とその他の改善
クリスマス気分を盛り上げるよう、ささやかな新バージョンを用意しました。
AdGuard for Windows v7.8です。
GitHub リポジトリ を改めて見直してみると、バージョン7.7にほぼ半年間取り組んできたことに気づきました。
そして、v7.8には2ヶ月弱かかかりました。
このバージョンでは、タスクは少なくなりましたが、ブラウジング・セキュリティ、ネットワーク・ドライバ、CoreLibs と DNSLibs、その他のマイナーな機能、そして、皆さんのユーザー体験、すべてを改善するアップデートになっていればと思っています。
より良くなり、より高速に動作するようになりました。
ブラウジングセキュリティの新しい機能
AdGuardの「ブラウジングセキュリティ」は、悪意のあるWebサイトやフィッシングサイトへのリクエストをブロックする機能です。
「AdGuardがこのページへのアクセスをブロックしました」という見栄えの良いバナーを見たことがあるかもしれませんが、これがブラウジング・セキュリティ機能です。
私たちはこのモジュールをアップグレードしました。
このモジュールは、新しい方法で機能するようになり、インターネットがさらに安全になりました。
【変更点】ブラウジングセキュリティは、Lookup APIではなく、Safe Browsing API v2というプロトコルを使用するようになりました。
これはどういことなのか、説明したく思います。
以前は、ウェブサイトを訪問するたびに、ブラウジングセキュリティ機能は、悪意のあるドメインやフィッシングドメインのリストを含むサーバーにリクエストを送り、そのウェブサイトが危険であるかどうかをチェックしていました。
この方法には、いくつかの不完全な点がありました。
まず、リクエストの送信に時間がかかっていたこと。
また、その時間内に、悪意のあるコードが実行される可能性があったのです。
ブラウジングセキュリティの危険なドメインのデータベースは、お使いのコンピューターにローカルに保存され、アプリケーションは時々サーバーに連絡してそれを更新するようになりました。
この方法は、より安全で、より高速です。
また、PCのメモリに影響を与えることはありませんが、AdGuardアプリのパフォーマンスを向上させることはできます。
ブラウジングセキュリティがかつてどのように機能し、現在どのように機能しているかについて詳しく知りたい場合は、AdGuardナレッジベース(知恵袋)をご覧ください。
WFPおよびTDIネットワークドライバの更新
Windows用のネットワークドライバーであるWFPとTDIを更新し、強化しました。
どちらも、他のアプリとの互換性を向上させるなど、役に立っています。
その他の良い点
もちろん、AdGuardのメインフィルタリングエンジンであるCoreLibsと、C++ライブラリのDNSLibsの更新も欠かせません。
より柔軟で、より強力になりました。
複数の細かいバグ・不具合も修正されています。
変更点の完全な一覧はGitHubにてご確認いただけます。
AdGuardアプリをアップデートして、もしくはアプリをAdGuardウェブサイトからダウンロードして、ぜひご感想をご共有ください。
皆様のフィードバックをお待ちしております。
AdGuardでクリスマスホリデーと年末年始がより安全なものになることを願っております。