AdGuard for Android v4.13: フィルタ更新の高速化、ネット閲覧の安全性を向上
今回のアップデートでは野心的な目標を掲げ、その実現に向けて最善を尽くしました。
AdGuard for Android v4.13 では、差分フィルターの更新が導入され、AdGuard VPN との安全な連携、CRLite およびポスト量子暗号のサポートなど、注目すべき改善点が盛り込まれています。さらに、HTTPS 証明書のインストールに関するアプリ内手順の一覧も拡充しました。以下で詳しくご説明いたします。
※AdGuard VPN と AdGuard 広告ブロッカーを併用されている場合は、両アプリを最新バージョン(2026/7/30時点: VPNはv2.16.2、広告ブロッカーはv4.13)に更新してください。
フィルタの差分更新
今まで、フィルタの更新がアプリに反映されるまでに長い時間がかかることがありました。これにより、2つの問題が生じていました。1つは、変更が届くまでユーザーが長時間待たなければならなかったこと、もう1つは、フィルタの完全なダウンロードに大量のモバイルデータ通信量が消費されていたことです。
この問題を解決するため、AdGuard for Android にAdGuardTeam/FilterListManagerを統合いたしました。これにより、毎回フィルタ全体をダウンロードする代わりに、変更された部分のみを取得(いわゆる差分更新)できるようになりました。その結果、更新が大幅に高速化され、データ通信量の負担も軽減されます。
また、これによりフィルタ更新間隔に関する製品のロジックも変更されました。
フィルタが可能な限り速やかに自動的に更新されるようになったため、「X時間ごとにフィルタを更新する」という考え方の重要性が低下しています。
より高速で安全なブラウジングを実現するCRLite
AdGuardのフィルタリングエンジンであるCoreLibsに、MozillaのCRLite技術を統合いたしました。
この技術は、ウェブサイトの失効したセキュリティ証明書を検証するために設計されています。旧式のOnline Certificate Status Protocol(OCSP)や、各証明書をCRL(Certificate Revocation List)と照合する方法と比較して、CRLiteはウェブサイトの読み込みを高速化するだけでなく、ブラウジング中のプライバシーと安全性を高めます。第三者のサーバーに接続して、膨大でデータ量の多いリストを参照しながらウェブサイトの証明書を確認する従来の方法とは異なり、この新しいアプローチでは、アプリがユーザーのデバイス上でローカルにセキュリティチェックを行うことができるため、処理が高速化され、プライバシーも完全に保護されます。
AdGuard VPN との連携を改善
AdGuard VPNとの「統合モード」におけるセキュリティを強化するため、接続プロトコルを変更し、認証情報の使用を導入しました。AdGuard for Android v4.13のリリースにより、当社の広告ブロッカーとVPNはシームレスかつ安全に連携するようになり、ユーザー側で同期を行うための追加操作は一切必要ありません。さらに、サードパーティ製アプリがユーザーの活動を盗み見ることもできなくなります。
※AdGuard VPN と AdGuard 広告ブロッカーを併用されている場合は、両アプリを最新バージョン(2026/7/30時点: VPNはv2.16.2、広告ブロッカーはv4.13)に更新してください。
HTTPS証明書に関する追加の説明
以前のバージョンの「AdGuard for Android」では、デバイスのメーカーやモデルによって手順が異なる可能性があるため、HTTPS証明書のインストールに関するアプリ内ガイドを追加しておりました。当社は増え続けるデバイスの種類に対応するよう努めており、今回のリリースでは、Oppoが提供するAndroidベースのOSであるColorOS向けの説明を追加いたしました。
ポスト量子暗号(PQC)にチアおう
AdGuardのDNSフィルタリングエンジン「DnsLibs」に、耐量子暗号(PQC)のサポートを追加しました。これにより、AdGuard for Android は、他のAdGuard広告ブロックアプリと同様に、将来の脅威からユーザーのDNSリクエストを保護するようになりました。
当然のことながら、今回のリリースには、恒例のバグ修正や内部的な改善も含まれています。これらの変更は目に見えないかもしれませんが、フィルタリング全体の安定性と信頼性を高めるのに役立っています。
今回のアップデートについて、皆様のご意見をお聞かせいただければ幸いです。SNSでぜひご感想をお寄せいただいたり、GitHubでご提案や問題報告をお送りください。






