AdGuard for Windows v7.22: ユーザースクリプト動作の改善、Cometブラウザへの対応
今回のアップデートは、AdGuardのフィルタリングエンジンかつ技術的核であるCoreLibsの新しいv1.19により、ユーザースクリプトの互換性が強化し、より多くのカスタマイズが可能になりました。
また、バージョン7.22に直接関連するものではありませんが、AdGuard広告ブロッカーがMicrosoft Storeで提供され始めた!ということについてもお知らせしたいところでございます。
ユーザースクリプト互換性の改善
YouTubeなどのシングルページアプリケーション(SPA)向けに設計されているユーザースクリプトが存在します。従来、これらのスクリプトは正しく読み込まれないことが多く、ユーザーが初めてYouTubeのホームページを開いた場合、スクリプトが注入されず、他のページに移動しても決して動作してくれいないという問題が発生することがありました。
今回のアップデートで、AdGuardはこの制限を解消し、SPAウェブサイト全体でこうしたスクリプトが確実に実行されるようになりました。これにより、高度なカスタマイズオプションに対する柔軟性がさらに向上し、YouTube動画のスポンサーセグメントを自動でスキップしてくれる「SponsorBlock」ユーザースクリプトのような有用なツールを自信を持って推奨できるようになりました。
【この改善を実感する方法】
- https://mchangrh.github.io/sb.js/ (SponsorBlockユーザースクリプトのリンクを取得できるページ)にアクセス
- 「Generate link」(リンクを生成)をクリック
- 表示されたリンクをコピー
- AdGuardアプリを開き、[拡張機能] → [拡張機能を追加] → [ファイルまたはURLからインポート] を選択
- コピーしたリンクを貼り付け、動作を確認
AdGuard、Microsoft Storeに登場
AdGuardをMicrosoft Storeから直接ダウンロードできるようになりました。これにより、他のアプリと同様に迅速かつ安全にインストール、更新、管理が可能です。サブスクリプションやお支払いは引き続きAdGuard公式サイトで直接処理されるため、AdGuardライセンスを使う利便性はそのままです。
Microsoft Storeからダウンロードしたビルドの製品アップデートは、通常ビルドと同様に動作します。つまり、ストア版は新たな配布チャネルに過ぎず、アップデートプロセスは変わりません。
Cometブラウザに対応しました
PerplexityのCometブラウザとの完全互換性を実装しました。これにより、他の対応ブラウザと同様に、Cometでも安定した広告ブロックとプライバシー保護を利用できるようになりました。
GitHubで完全な変更履歴を確認することができます。
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