AdGuard Mini for Mac: Safariでの広告ブロックが一段上に進化
AdGuard for Safari が全面的に刷新され、AdGuard Mini for Mac として生まれ変わりました。
高速化・高機能化を実現し、インターフェースも一新しました。
機能は充実していますので、「Mini」という名前に惑わされないでください。
主な新機能は以下の通りです:
- 「AdGuard Extra」 技術的に複雑な広告や広告ブロック対策スクリプトに対抗します。
- 「リアルタイムのフィルタ更新」フィルタの新規ルールや修正が即座に届きます。
- 「ルール作成ツール」 数クリックで独自のフィルタリングルールを作れます。
- 「刷新されたUIデザイン」 他のAdGuardアプリと統一された、よりシンプルなナビゲーション、明確な設定画面、アップデート・管理機能へのクイックアクセスを実現。

※既にAdGuard for Safariをご利用中の方は、アプリは自動的にアップデートされますので何もする必要はありません。新規の方はインストールするだけで、Safariの広告が消えるのを実感してください。
なぜ「Mini」なのか?
AdGuard製品群の中核となるパワーは、システム全体でフィルタリングを行うアプリ(AdGuard for Mac、AdGuard for Androidなど)から生まれています。しかし、より軽量な製品(ブラウザ拡張機能ベースのブロッカー)もあり、それらを好むユーザーもいます。
製品レベルでの違いを明確にするため、ブラウザベースのアプリには新たに「AdGuard Mini」という名称を付けることにしました。そのため、「AdGuard for Safari」は「AdGuard Mini for Mac」に名称変更されました。
新機能
AdGuard Mini では、AdGuard for Safari で好評だった機能(バナー、ポップアップ、自動再生動画、トラッカーなどのブロック)を全て継承しながら、新機能が導入されています。「フィルタのリアルタイム更新」で最新のフィルタを即座に取得が可能になり、「AdGuard Extra」は複雑な広告に対処してくれます。
フィルタはリアルタイムで即座に更新、ルールは即適用
広告ブロックの性能は、その基盤となるフィルタリストと言うもの質に左右されます。AdGuardフィルタの開発チームは日々改善を重ねていますが、従来、更新内容が実際にユーザーに届くまでに時間がかかることもありました。今なら、待つ必要がなくなりました。
「リアルタイムのフィルタ更新」オプションを有効にすれば、更新内容が公開される途端にフィルタが更新されます。これによりページでの広告ブロック漏れがさらに減り、ネット閲覧はよりスムーズになります。

フィルタリストのルールは膨大なため、適用に時間がかかる場合があるので、Safariルールの変換も改善しました。変換を行うSafariConverterLibというライブラリを更新し、AdGuardフィルタがSafari用コンテンツブロックルールへより高速に変換されるようにしました。特に、フィルタの更新・有効化・無効化時、および保護機能をオンにする時にその違いを実感できるかと思います。
AdGuard for Safariでは、保護機能の有効化と全ルールの適用に約40秒かかっていました。以下の動画で差をお確かめください:
Mac版AdGuard Miniでは、すべての設定が完了するまで15秒未満です。
強力な広告対策スクリプト「AdGuard Extra」
SNSや動画配信プラットフォームなど、一部のウェブサイトは広告ブロッカーを積極的に回避する対策導入されたりします。広告を再挿入したり、標準フィルタでは阻止できない技術が使われることもあります。
AdGuard Extraはこのような複雑なケースを解決するために設計されています。複雑な広告や広告ブロック対策技術に対抗する高度なスクリプトです。AdGuard Extra は再表示されるバナーを防止し、広告再挿入技術を無効化し、ページを本来のクリーンな状態にしてくれます。「広告ブロック」で全てを有効にしても広告が表示されてしまう場合は、「詳細設定」で「AdGuard Extra」をオンにしてみてください。
明快さを追求した新UI
AdGuardのデザインチームはインターフェースを再設計し、他のAdGuardアプリとの統一性を高めました。
アプリデザインのビフォーアフターをご自身でご確認ください:


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慣れ親しんだアプリが変更されて分かりにくくなるのは誰にとっても好ましくありません。そのため、UIデザインの再設計は慎重にを行いました。新しいUIはよりクリーンで、説明やツールチップが充実しています。
アプリの核心的な機能である「Safariでブロック」セクションを例に挙げましょう。設定項目は論理的にグループ化され、平易な言葉で説明されているため、各オプションの意味がよりわかりやすくなっているかと思います。


「高度な保護機能」という独立した設定項目もあります。こちらはオプション機能ですが、有効にするとより強力なフィルタリングが利用可能になります。例えば、YouTube広告などという難易度高いケースに対処するための拡張ルールを適用できます。
FacebookやYouTubeのように、どうしても広告が消えないサイトがある場合に、「AdGuard Extra」ユーザースクリプトを有効にできる場所も「高度なブロック機能」画面です。

新しいルール作成ツール:ルールを簡単に作れる
フィルタとルールは広告ブロックの基盤であり、インターネットをクリーンに保つ要素です。しかし時には、特定のウェブサイトを広告ブロックの対象から除外したり、リクエストのブロックを解除したり、特定のウェブページでスクリプトを許可するなど、個人に合わせた設定が必要になることもあります。
以前は、こうした操作にはCSSの記述が必要でした。ほとんどのユーザーにはハードルが高すぎました。今やシンプルなルール作成ツールが利用可能です:実行したい操作を選択し、いくつかのオプションをクリックするだけで完了します。
さらに深く学び、独自のフィルター作成方法を習得したいですか?ナレッジベースのガイドをご覧ください。
【厄介なケースの例】
フィルタリングを回避するクッキーポップアップ。ページコード内で見つけ、ユーザールールを開いてブロックするルールを作成します。
メニューバーから開くメニュー画面の改新で、ナビゲーションを効率化
必須ツールがいつでもお手元あるよう、メニューバーからアクセスできる画面を再設計しました。メインアプリウィンドウを起動せずに、メニューを開いて更新を確認したり、サポートを開いたり、保護機能を切り替えたりできます。また、コンテンツブロッカーが無効になっている場合、情報とステータスが表示されて便利です。
デザイン全体は他のAdGuard製品とも統一されており、一貫性を実現しております。

ユニバーサルライセンスですべてを解放
AdGuard Miniのコア機能はすべて無料です — AdGuard for Safariと同様です。広告ブロックとトラッキング保護は無料でご利用いただけます。
リアルタイムフィルタ更新やAdGuard Extraなど、より柔軟な機能や高速化を求める場合は、AdGuardライセンスが必要です。ライセンスはMac App Storeまたは当社ウェブサイトで購入できます。
ライセンスはユニバーサルです:異なるプラットフォームのAdGuardアプリ間で共通して使用できます。既にAdGuardライセンスをお持ちの場合は、AdGuard Miniでもご利用いただけます。
ユニバーサルAdGuardライセンスですべての機能をアンロック
AdGuard Miniのコア機能はすべて無料のまま(AdGuard for Safariと同様)であり、広告ブロックとトラッキング保護は無料でご利用いただけます。
より柔軟性と高速性を求めて、「フィルタのリアルタイム更新」「AdGuard Extra」をご利用いただくにはAdGuardライセンスが必要です。ライセンスはMac App StoreまたはAdGuardの公式ウェブサイトで購入できます。
ライセンスはユニバーサルです。つまり、異なるプラットフォーム用のAdGuardアプリ間で使用できます。
既にAdGuardライセンスをお持ちの場合、AdGuard Mini でもご利用いただけます。
※ご購入前に14日間無料で高度な機能を試すことも可能です。
ご意見・ご感想をお待ちしております
不具合を発見された場合や改善案がございましたら、GitHub、ソーシャルメディア、またはアプリ内のサポートセクションよりお知らせください。皆様のご協力がAdGuard Miniのさらなる進化につながります。