AdGuard Mini for Mac beta、登場 ベータテスター募集中です
AdGuard for Safari が大幅なリニューアルを経て、AdGuard Mini for Mac として再登場しようとしています。
これは単なる名称変更ではなく、Safariにおける広告ブロックにとっては大きなレベルアップなのです。
なぜ「Mini」なのか?
AdGuardの広告ブロック製品群の中核をなすのは、システム全体でのフィルタリングを提供するアプリ(AdGuard for Mac、AdGuard for Androidなど)です。一方で、よりシンプルな技術的アプローチを採用した製品もあり、一部のユーザーはシステム全体用のものよりもしれらを好みます。今回のリリースは、製品名でこの違いを明確化する機会となりました。基本的に、「AdGuard 広告ブロッカー」はシステム全体機能を備えたアプリを指し、ブラウザ拡張機能ベースの広告ブロッカーは今後「AdGuard Mini」と呼ばれることになります。したがって、AdGuard for Safari は AdGuard Mini for Mac となります。
新機能
AdGuard for Safari の既存機能(広告バナー・ポップアップ・自動再生動画・トラッカー等のブロック)を全て維持しつつ、AdGuard Miniでは新たなPro機能「AdGuard Extra」と「フィルタのリアルタイム更新」を導入しました。
これによりSafariでのフィルタリング性能が大幅に向上しました。
さらに、今回のアップデートでは全体的な改善も実装しました:
- フィルタ更新が最大5倍高速化(SafariConverterLibの更新により、Safari内でのフィルタリングルール変換方法を最適化)
- UIフレームワークをElectronからSciterに移行したことで、今後の改善の導入プロセスを効率化
- UI/UXを向上させるため、アプリのUIデザインを全面刷新
TestFlightでパブリックベータ版を公開しております
現在、AdGuard Mini はベータ段階です。
初のパブリックベータ版をリリースしたばかりで、テストにご協力いただけるボランティアを募集中です!
今すぐベータテストに参加して、すべての機能を無料で試してみてください。アプリをできる限り改善したく、皆様からのフィードバックをお待ちしております。
※AdGuard MiniのテストにはmacOS 12以降が必要です。
AdGuard Mini ベータテストに参加する方法
- お持ちのMacにApp Storeから「TestFlight」アプリをインストールします。
- こちらのAdGuard Mini beta パブリックリンクをクリックします。
- AdGuard for Safari betaの「TestFlight で表示」ボタンを押して、「インストール」をクリックします。
これで、AdGuard Mini beta の全機能をテストできるようになります。
バグを発見した場合や改善案がある場合は、GitHubでお知らせください。
ベータ版で無料で試せる新しい有料機能
ベータ版をインストールすると、これらの機能を無料で利用できます。
(ベータ版のアプリ内では有料版を「購入」しても課金がないので、有料機能をそのまま有効化できます。)
AdGuard Extra
AdGuard Extra は、主にSNSや動画配信サービス上の複雑な広告を処理するための高度なスクリプトです。広告再挿入などの広告ブロック回避技術も防止してくれます。
フィルタのリアルタイム更新
フィルタに新規ルールや修正などが追加されると即座に更新更新を受け取れる機能です。これにより、フィルタは常に最新の状態が保たれ、一時的な未対応による広告のすり抜けが最大限に防がれます。
カスタムフィルタ
カスタムフィルタでは、AdGuard標準フィルタに含まれないサードパーティ製フィルタを追加したりすることで、広告ブロック機能を強化・カスタマイズできます。
Safari広告ブロックの新時代を共に切り開く仲間として、皆様のご参加をお待ちしております。今後の情報にご期待ください。