【AdGuard for Android v4.3】Android TV 対応版とその他の改善点
Android版AdGuard v4.3 は、前例のないものをお届けします。
それは、皆様がよくご存知のAdGuardが、テレビサイズになり、AdGuard for Android TV として登場いたしました!
また、このアップデートでは、重要な改善や新しい「デベロッパーツール」セクションもあり、アプリのユーザー体験がさらに向上しています。
Android TV に対応
Android TV との包括的な互換性を提供するため、AdGuard for Android の Android TV 対応版(AdGuard for Android TV) を開発しました。
Android TV 対応版には、テレビでのブラウジング体験を向上させるために設計された主要機能が組み込まれています。
主な機能は以下のとおりです:
- テレビに対応したオンボーディング(初期設定の説明)
- 統計情報付きホーム画面
- テレビに対応した「AdGuardによる保護」画面
- テレビに対応した設定
- 「アプリの管理」機能
- 「DNS通信を保護」機能
「DNS通信を保護」は、AdGuard for Android TV の主要機能です。DNSトラフィックを暗号化して保護することで、インターネット利用にさらなるセキュリティとプライバシーが加わります。今回のアップデートにより、大画面でも問題なくこの機能を使えるようになりました。デフォルトで選択されているプロトコルはDNS-over-HTTPSですが、別のプロトコルが必要な場合は、カスタムサーバーも追加できます。
リモコンを持って、まったく新しいアプリをテレビでお楽しみください。
AdGuard for Android TV のインストール方法について詳しくは、こちらのブログ記事をご覧ください。
※ AdGuard for Android TV を使用するには有料ライセンスが必要です。7日間の無料お試しもご用意しています。
デベロッパーツール
アプリを積極的に使用する上級ユーザーやフィルター開発者の皆様は、新しい「デベロッパーツール」をぜひお試しください。
そこでは、カスタムフィルターの有効化または無効化、ログへのアクセス、異なるログ記録レベルの有効化などを素早く行うことができます。
この機能は、「一般設定」→「詳細設定」→「ローレベル設定」→「デベロッパーツールを有効にする」で有効にすることができます。
CoreLibs と DnsLibs の更新
最近の CoreLibs (AdGuard独自開発のフィルタリングエンジン)のv1.13への更新により、HTMLフィルタリングが改善され、ブラウジング体験が向上しました。
一方、 DnsLibs のv2.4への更新により、DNS-over-HTTPSの「HTTPベーシック認証」がサポートされるようになり、接続がより安全になりました。
しかし、どのように機能するのでしょうか?
カスタムDNSサーバーを持っていて、そこへのアクセスを制限したいとします。
IPアドレスでアクセスを制限することもできますが(例えば、自宅のIPだけがDNSサーバーに接続できるようにする)、頻繁にいろんなネットワークに接続するデバイスがある場合はどうでしょうか?
そこで役に立つのが、DNS-over-HTTPSプロトコルではHTTPプロトコルの機能を利用することができること。その1つがHTTP認証です。
HTTP認証をサポートするカスタムDNSサーバーを追加する際、そのサーバーへの接続に使用される認証情報を含めることができるようになりました。
HTTPS フィルタリングの透明性向上
HTTPS フィルタリングの透明性を高めるため、AdGuard では、「最新アクティビティ」において、各サイトの元の証明書を確認するオプションを提供するようになりました。
Web リクエストの詳細を表示し、AdGuard が使用した暗号化と元の証明書を確認できます。
この機能は、HTTPS フィルタリングの大きな懸念に対しての対策のなっています。
AdGuard は各ウェブサイトの証明書を検証しますが、オリジナルの証明書をご自身で検証したい場合もあるかもしれません。
この懸念についてより詳しくは、ナレッジベース をご覧ください。
いつものように、今回のバージョンについて、ぜひ皆様のご意見をお聞かせください。
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完全な変更履歴はGithubおよび私たちのウェブサイトにあります。
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