AdGuard for Android v4.6.4: DNSの安定性を向上
AdGuard for Android v4.6.4 のご紹介です。
DNSを設定すると、読み込み時間の短縮やセキュリティの強化など、メリットが多いです。しかし、DNSに何か問題が発生すると、インターネット接続が落ちてしまうことがあるというデメリットもあります。
この問題はまさに、AdGuard for Android の前バージョンで発生していました。 ユーザーがモバイル通信からWi-Fi通信に切り替えると、厄介でランダムなバグによってDNSがクラッシュしていました。 このバグの影響を受けたユーザーは一部でしたが、そのようなユーザーの方々にとっては確かにイライラするものだったでしょう。
この問題に取り組み、本アップデートであるv4.6.4でこの問題を修正したことを嬉しく思います。
上記のDNSバグ修正以外にも、いくつかの改善点があるので、見てみましょう。
量子暗号化に対応
HTTPSフィルタリングに関しては、AdGuardがフィルタリングするアプリと同様に、お客様のトラフィックを安全に暗号化することが重要です。そのため、私たちは常に最新の状態を維持し、最新のアプリやブラウザに対応しています。
今回は、量子暗号化のサポートを追加しました。フィルタリングされたアプリやブラウザが最新の暗号化方式を使用している場合、AdGuardも同様の処理を行い、量子コンピュータでもトラフィックを解読できないようにします。
Nightly版とベータ版でのバッテリー消耗バグ
ベータテスト中に発見したもう一つの厄介なバグは、不正確な統計計算が過剰なバッテリー消耗につながっていたことです。システムコードは、正確な統計に必要な日付を特定の値以下で計算することができていなかったのです。ありがたいことに、システムコードのこの奇妙な動作を回避することができ、現在では統計は正しく計算されています。また、統計情報の読み込みも速くなり、RAMの使用量が少なくなりました。
この問題は、一部のAndroidバージョンを使用しているユーザーに影響を与えていたようです。AdGuardのNughtly版またはベータ版を使用していて、この問題が発生した場合は、安定版に切り替えることをお勧めします。
その他
CoreLibsの最新バージョンにはバグ修正と改善が含まれています。フィルタのメンテナンス担当者にとっては特に興味深いものが多いかもしれません。GitHubリポジトリで変更履歴をすべて確認してください。
アップデートしてフィードバックをお寄せください
DNSバグとバッテリー消耗バグは本当に厄介だったので、影響を受けている方は、まずAdGuardアプリをアップデートしてください。
とはいえ、これらのバグを経験していなかったと方も、アップデートするに越したことはありません。この新バージョンはベストパフォーマンスを提供します。
いつも通り、完全な変更履歴はGitHubで入手できます。ご意見は、GitHubまたはAdGuardのSNSまでお寄せください。