【AdGuard for Windows v7.11】ARM対応、DoHフィルタリング、AdGuard VPN管理タブなど
AdGuard for Windows v7.11 には、いくつかの重要な強化点が含まれます。
AdGuardは、ARMベースのコンピューターで使えるようになり、暗号化されたDNS-over-HTTPSリクエストをフィルタリングすることができるようになりました。
また、AdGuardアプリ内でAdGuard VPNを管理する(または知る)ためのオプションを追加し、CoreLibsとDnsLibsを更新し、アプリの外観と機能をさらに改善させました。
ARM対応
このバージョンでは、AdGuardをARMベースのWindowsデバイス上で実行できるようにするためのドライバを追加しました。
64ビットARMプロセッサを搭載したコンピュータにAdGuardをインストールすると、自動的にこれを検出し、適切なドライバをインストールします。
安心してご利用いただけます。
ARMとは
ARMは、高速動作、比較的低コスト、最小限の消費電力を目指して設計されたプロセッサ・アーキテクチャです。
ARMは、Android、iOS、Windows、Macのデバイス、ゲーム機、テレビ、ルーター、およびその他の一部のデバイスで使用されています。
ARMベースのデバイスにアプリをインストールするには、特別なドライバが必要です。
そして今、Windows用のドライバも作りました。
ARMドライバの恩恵を受けられるのは?
まず、ARM版Windowsデバイスをお持ちの方に役立ちます。
AdGuard for Windows v7.11 は、仮想化ソフトウェア (例: Parallels Desktop with Windows) を使用すれば、M1 を備えた macOS デバイスでも機能します。
AdGuard VPN
広告やトラッカーをブロックする広告ブロッカー、匿名性を確保し通信を暗号化するVPN、訪れたウェブサイトをサードパーティのDNSプロバイダに知らせないDNSという三つのツールは、完璧なプライバシー保護コンボです。
そしてAdGuardは、この3つをすべて管理できるツールになりつつあります。
AdGuardアプリでは自分のDNSサーバーを選択することができ、今度はそこでVPNも管理できるようにする時が来ました。
すでにAdGuard VPNアプリがコンピュータにインストールされている場合は、AdGuardアプリからそれを開くことができるようになります。
まだお持ちでない方は、この機会にAdGuard VPNについて知って、ダウンロードして使ってみることができます。
さらに、今後のバージョンアップで、AdGuardアプリ内からVPN接続を管理するオプションの追加を予定していますのでご期待ください。
暗号化されたDNSリクエストのフィルタリング
AdGuardは、プレーンDNSリクエストに加えて、暗号化されたDNS-over-HTTPSリクエストをフィルタリングできるようになりました。
このオプションをオンにするには、詳細設定で「セキュアなDNSリクエストのフィルタリングを有効にする」チェックボックスをオンにしてください。
その他の改善点
CoreLibs と DnsLibs を大きく更新し、いくつかのダイアログボックスへのダークテーマの追加、アシスタントの改善、マイナーバグの修正も行いました。
いつものように、完全な変更履歴は GitHub でご覧になれます。
Twitter、LINE、Facebook、Instagram 、Telegramや下のコメント欄でフィードバックをいつもお待ちしております。