【AdGuard for Windows v7.15】HTTP/3フィルタリングに対応しました
AdGuard では今、HTTP/3フィルタリングのシーズンのようです。
つい先日、AdGuard for Mac v2.12 をリリースしましたが、その注目の機能も新しいHTTP/3フィルタリングでした。
そして今回、この機能を搭載したWindows版AdGuard v7.15をリリースする運びとなりました。
最新のCoreLibs v1.12で動く「HTTP/3フィルタリング」は、TCPトランスポートレイヤープロトコルの代わりにQUICネットワークプロトコルを使用し、プライバシーとセキュリティを強化します。
HTTP/3機能の利点について詳しくは、こちらのブログ記事をご覧ください。
Chromeは現在、QUIC証明書およびTCP証明書の独自検証方法の影響でAdGuardの証明書を認識できず、HTTP/3フィルタリングをサポートしておりません。
しかし、EdgeやFirefoxブラウザなら、テストやデバッグの目的でこの機能を使用することができます。
HTTP/3フィルタリングを有効にする方法はこちら:AdGuard for Windows →「設定⚙」 → 「高度な設定」 → 「HTTP/3 をフィルタリングする」
HTTP/3フィルタリング以外にも、AdGuard for Windowsの全体的なパフォーマンスを向上させるためにいくつかの改善を行いました。
以前は、メモリ使用量が多いためにアプリがクラッシュする場合がありましたが、この問題に対処しました。
また、インターネット接続が不安定な場合、アプリが予期せぬ動作をしたり、クラッシュすることもありましたが、現在では、すべてがよりスムーズに動作するようにしました。
さらに、WFPドライバとTDIドライバを更新し、CoreLibs、DnsLibs、Scriptletsも更新して、パフォーマンスをより安定させました。
このアップデートの技術的な内容についてより詳しくお知りになりたい方は、GitHubにある変更点のフルリストをご覧ください。
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