Windows用AdGuard VPN、初公開 (アルファ版)
2021年もよろしくお願いします。新しい年を良いニュースでスタートしようと思います。
Windowsユーザーの皆様にぜひ喜んでもらえると嬉しいお知らせがあります。
ついに、私たちはWindows用AdGuard VPNの初のアルファ版をリリースしました。
数チームの努力の成果を皆様にお届けできることを誇りに思っています。
※現在アルファテスト段階です。それでも参加してテストしてみることに興味がありましたら、ぜひここからWindows用AdGuard VPNのアルファ版をダウンロードしてください。既に日本語化されております。
Ping表示
最初の興味深い機能はpingで表示です。
pingとは、サーバーがリクエストにどれだけ速く応答するかを示す変数です。pingの数字が低いほど、接続は速いということです。
最も速いサーバー3本も常に表示しておりますので、ご自身にあったロケーションをお選びいただけます。
私たちが知っている限り、多くの他社VPNサービスはpingを表示していません。なので、ping表示は競争力の高い製品を作るための私たちの第一のレンガです。
2つのトンネルモード
基本的には2つの選択肢があります。
「レギュラーモード」と「指定モード」です。
レギュラーモードでは、AdGuard VPNは、ユーザーがVPN対象外リストに追加したウェブサイト以外のすべてのトラフィックをトンネルします(つまり、リストに入っているサイト以外のすべてのウェブサイトでVPNが動作します)。
指定モードでは、その逆で、AdGuard VPNはリストに追加されたWebサイトのみで作動します(リストに入っていないサイトではVPNはオフになります)。
簡単に言えば、VPNを使用したいサイトと使用したくないサイトを指定して使い分けることができ、指を鳴らすだけで2つのモードを切り替えることができます。
これが競争力の2つ目のレンガです。
2つのVPN動作モード*
ここでは少し複雑になります。このセクションにアスタリスクが付いているのには理由があります。このトピックが初めての方には、少しでも説明できればと思います :)
さて、VPNの動作モードは2つあります。
- 「VPN」。システムレベルのルートネットワークドライバによって動作します。このモードは非常に強力で、すべての受信トラフィックをフィルタリングしたい場合に使用することができます。
- 「SOCKS5」。ある意味では、「VPN」モードよりもレベルが高く、システムレベルではなくクライアントレベルで動作します。
では、技術的にはどうなっているのでしょうか?
VPNモードでは、システムドライバがすべてのトラフィックを遮断し、VPNを通してトンネルします(もちろん、トンネルモードとカスタムの除外リストを考慮に入れています)。
SOCKS5モードでは、トラフィックはローカルポート(ローカルホスト上のポート)を介してルーティングされます。指定されたローカルポートにプロキシサーバーを作成し、このポートをリッスンして、VPNを介して受信トラフィックをさらにトンネリングします。ユーザーは、ブラウザの設定を変更するだけで(またはそのような機能を提供するブラウザ拡張機能を使用するだけで)、このポートをリルートすることができます。
特にSOCKS5モードは、多くのユーザにとって特に便利です。
例えば、同じウェブサイトの接続をVPN経由で行うかどうかを選択することができます。選択したローカルポートに渡されたトラフィックだけがVPNを経由してトンネリングされます。それは本当に便利です。
3つ目のレンガになるのがこの微調整機能です。
これからのために
現在のところ、Windows用AdGuard VPNはかなり粗雑なものですが、皆様のご協力を得て、できるだけ早く安定したものにしていきたいと考えています。
新製品をリリースする際には、いつものように、ユーザーからのフィードバックを集めています。皆様のレビュー、バグレポート、機能提案を大歓迎しております。AdGuard VPNの「お客様サポート」から送ったり、GitHubや当社SNS等に報告したりできます。