【AdGuardブラウザ拡張機能 v4.0】デザイン改新と新フィルタリングログ
AdGuardブラウザ拡張機能v4.0のご紹介です。
単なるアップデートではなく、拡張機能のユーザーに新機能を提供するメジャーリリースとなります。
デザインリニューアル
AdGuardブラウザ拡張機能ごとのデザインを一新しましたが、特にフィルタリングログでこれを実感することができます。
以前のフィルタリングログを使ったことのある方は、その違いがすぐお分かりになると思います。
新バージョンでは、検索がタブで表示され、多くの新しいリクエストステータスやフィルタが追加され、必要なリクエストを見つけやすくなっています。
新しいフィルターとステータスはハイライトされ、カーソルを置くとそれぞれの説明がツールチップで表示されます。
また、それ以外にも、同じダイアログでリクエストをプレビューしたり、フォーマットしたりすることができます。
「見やすくする」ボタンをクリックすると、リクエストが読みやすくなります。
「ユーザールール」セクションのエディタをフルスクリーンモードで開くことができるようになり、フィルタルールの追加、編集、および削除の作業がより便利になりました。
最後に、AdGuardブラウザ拡張機能のポップアップに新しいアクションが追加され、現在開いているWebサイトのすべてのユーザールールを一度にリセットできるようになりました。
また、AdGuardブラウザ拡張機能に、誰もが好むダークテーマも登場しました。
レスポンシブデザイン
レスポンシブ(またはアダプティブ)なデザインに切り替えました。
つまり、機種を問わず、デスクトップでもモバイルでも、画面サイズに合わせてインターフェイスの要素が自動調整されるということです。
これは、私たちにとっても、ブラウザ拡張機能の各端末用バージョンを開発する必要がなくなるという点で便利ですし、ユーザーにとっても、アプリ(ここではブラウザ拡張機能)の見た目と使いやすさがよくなるのです。
コードリファクタリングとTSUrlFilter
リファクタリングはコードの大規模な書き換えを意味するバズワードのようになっています。
かなり手間のかかる作業ですが、今やっておいたとで長い目で見れば開発はより簡単になります。
また、AdGuardのコンテンツブロッキングルールを実装する新しいフィルタリングプラットフォームであるTSUrlFilterのサポートを追加しました。
TSUrlFilterは、AdGuard DNSをはじめとする様々なプロジェクトで使用されるルールアプリケーションモジュールです。
すなわち、新しいフィルタリングエンジンです。
AdGuardアプリでは、この役割はCoreLibsが担っています。
リリースノートを読まれる方は、何度も耳にしたことがあるはずです。
また、各バージョンアップデート(ベータ版を含む)の詳細についてもそちらでご確認いただけます。
TypeScriptに切り替えた後の新しいモディファイアのサポート
「TSUrlFilterが以前のフィルタリングエンジンより優れている点がいまだにわからない」
と思われる方もいるかもしれません。
おそらく、主なメリットは新しい修飾子($removeheader
, $redirect-rule
, $ping
, $path
, $noop
, $denyallow
)でしょう。
また、$redirect
修飾子も大幅に改良され、@@||example.org^$redirect
を適用することで、あるウェブサイトに対するすべての$redirect
ルールを解除できるようになりました。
上記の他に、ヘブライ語とフィンランド語のローカライズが追加されました。
AdGuardブラウザ拡張機能の新バージョンを気に入っていただければ幸いです。
いつものように、変更点の完全なリストはGithub でご確認いただけます。