AdGuard ブラウザ拡張機能 v5.2: 使いやすさと独自ルール機能を改善
AdGuard ブラウザ拡張機能 v5.2 は、使いやすさを大幅に向上させるアップデートです。
特に注目すべき新機能は以下のとおりです。
カスタムフィルタ

Manifest V3拡張機能で独自のカスタムフィルタを追加できるようになりました!この機能はMV3移行後のAPI制限により一時休止になていましたが、ついに復活して、再びご利用いただけるようになりました。
デフォルトで含まれていないが使用したいルールがある場合、AdGuardブラウザ拡張機能内で直接追加してください。これはChromeの新機能「User Scripts API」によって実現されており、カスタムフィルタの実装方法が従来とは若干異なります。
User Scripts APIとは、ブラウザが提供する一連の機能であり、拡張機能がウェブページ上でカスタムJavaScriptスクリプトを実行することを可能にします。これらは、ウェブサイト自体からは提供されていない方法で、ウェブサイトを変更または強化するために頻繁に使用されたりしています。
User Scripts APIへの移行についてより詳しくは、ナレッジベースをご覧ください。
独自のルールを追加する方法は以下のとおりです:
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「設定」 → 「フィルタ」 に移動します。
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「カスタム」セクションに、「ユーザースクリプトを許可する」を有効にするよう促す通知が表示されます。リンクをクリックしてブラウザの拡張機能設定を開きます。

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「ユーザースクリプトを許可する」オプションを切り替えて有効化します。

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「フィルタ」タブに戻り、「カスタム」を開き、右上のスイッチで有効化します。
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「カスタムフィルタを追加する」をクリックします。
User Scripts APIにより、組み込み拡張機能フィルタに含まれていないユーザールールにもスクリプトを適用できるようになりました。手順は以下の通りです:
- 「設定」 → 「ユーザールール」に移動します。
- 「ユーザースクリプトを許可する」を有効にするよう促す警告が表示されます。リンクをクリックしてブラウザの拡張機能設定を開きます。
- 「ユーザースクリプトを許可する」オプションを切り替えて有効にします。
- 「ユーザールール」タブに戻ります。
- 「インポート」をクリックするか、独自のルールを作成して「保存する」をクリックします。
更新有無のチェック
Manifest V3 版では、フィルタは拡張機能本体と共に更新されるようになりました。これまで、新しいフィルタがユーザーに届くまで長い時間がかかっていました。なぜなら、すべての更新はChromeウェブストアの審査を経る必要があったからです。最近、Chromeは審査をスキップするオプションを導入し、審査プロセスは大幅にスピードアップしました。
そして今回、AdGuard ブラウザ拡張機能のビルドプロセスを改善したため、更新がこの迅速な経路を通る可能性が高くなり、最新のフィルタをより早く入手できるようになりました。
さらに、「更新をチェック」ボタン(🔄)を追加しました。
これで、フィルタの更新が届くのを待ちたくない場合は、ワンクリックで更新チェックを実行することができます。

ブロック済みページ画面
MV2版拡張機能のブロック済みページ画面を再設計し、MV3版にも追加しました。「$document」修飾子が設定されたブロックルールが作動した際、より明確で情報量の多い警告ページが表示されるようになっています。
また、危険である可能性のあるウェブサイトにアクセスしようとした場合、MV2版拡張機能では理解しやすく対応しやすい新デザインのセーフブラウジング警告が表示されます。

デザインを改善
視覚障害のあるユーザーのためのアクセシビリティ性能を強化し、AdGuardがより多くの人々にとって包括的で使いやすいようにしました。
皆様からのフィードバック、お待ちしております
このバージョンには他にも多くの変更点があります。
完全なリストは非常に膨大で、こちらのページでご確認いただけます。
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