AdGuard for iOS v4.5.12: Safari での広告ブロックを高速化・効率化
AdGuardのずっと前からの目標は、ユーザーのプライバシーが侵されないクリーンなインターネットに貢献することです。
今回のアップデートにより、iOS版AdGuardはそのような理想的な世界へまた一歩近づきました。
v4.5.12のハイライトは、アップグレードされたSafariConverterLibです。
では、今回のAdGuard for iOSの新バージョンがもたらす変化を詳しく見ていきましょう。
Safariルールの読み込みが最大5倍高速化
Safariにおけるルール変換方法を改善し、これまで気づいていなかった長年の課題を解決しました。
AdGuardの共同創設者兼CTOが説明している通り、発見には時間を要しましたが、ルールは本来あるべき形でSafariに読み込まれるようになりました。
具体的に言いますと、AdGuardルールの特殊文字が正規表現に変換される方法を改良しました。
これにより、ルール読み込みが最大5倍高速化し、コンテンツブロッカーファイルが軽量化され、高度なルールの動作が向上しました。
つまり、フィルタの更新・変更(更新する時や保護スイッチをオンにする時)の時間が30〜40秒から10秒以下に短縮したのです。
10年前に導入していたら推定5000万時間を節約できていたこの改善の技術的詳細については、こちらの記事をご覧ください:
【AdGuard共同創設者兼CTOが解説】正規表現の改善箇所を10年間見逃してしまっていた件(英語)
高度なルールのサポート強化
v4.5.12 より、AdGuard for iOS では高度なルールの適用方法が刷新されました。この改良により、従来Safariで機能しなかったルールを適用可能となり、フィルタリングの精度と効率が向上します。
その他の修正
一部の高度なルールが、他のAdGuard製品では正常に動作していたにもかかわらず、Safariでは一部のウェブサイトでうまく適用されていなかった問題を修正しました。これによりSafari内フィルタリングの安定性とパフォーマンスが向上しています。
また、その他の軽微なバグを修正し、全体的な操作性を向上させるための様々な改良を加えました。
今回のアップデート、いかがですか?
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