【AdGuard for iOS v4.5】デバイス全体でのトラッキング(追跡)防止
AdGuard for iOS v4.5 の登場でございます。
今回のバージョンアップでさらに進化しました。
このアップデートでは、システム全体でのトラッキング防止機能を追加しました。
どいうことかと言いますと、AdGuardでユーザーデータを密かに収集するアプリ内トラッカーをブロックできるようになりました。
これは、自信を持ってご紹介できる素晴らしい成果です。
また、DnsLibs(AdGuardのDNSライブラリ)の更新により、DNS-over-HTTP/3に対応しました。
システムワイド(デバイス全体での)トラッキング防止
システム全体での追跡防止機能を追加することは、大きな変更であり、私たちにとって重要な出来事です。
昔からご利用のユーザーは、5年前に私たちがこの機能をApple制約の影響で削除しなければならなかったことを覚えているかもしれません。
今、その問題は過ぎ去ったようで、より効率的にトラッキング(追跡)からユーザーのデバイスを守ることができるようになりました。
v4.5 では、ブロックされたリクエストの統計をアプリに追加しました(アクティビティタブをご覧ください)。メイン画面のカウンターを変更し、どれだけのトラッカーがブロックされ、どれだけのトラフィックが節約されたかを表示するようにしました。
保存されたトラフィックの見積もりは明らかに概算であり、あまり楽観的ではありません - ブロックされる前の広告トラフィックの重さを確実に知ることはできません。
また、AdGuard for iOS をインストールしたばかりの場合や設定をリセットした場合で、「AdGuard DNSフィルタ」はオンになっているようにしました(前は手動でオンする必要がありました)。
つまり、「DNS通信を保護」をオンにすると、AdGuardは自動的に、Safariだけでなく、すべてのアプリで広告とトラッカーをブロックするようになります。
AdGuard DNS以外のDNSサーバーに接続していても、「AdGuard DNS フィルタ」がDNSトラフィックはフィルタリングしてくれます。
DNS-over-HTTP/3 サポート
これは追加オプションですが、これも私たちAdGuardとしてはとても嬉しい改善です。
DNS-over-HTTP/3はDNS-over-HTTPSプロトコルの新しいバージョンです。
昨年、私たちはAdGuard DNSがそれに対応し、そして今、AdGuard for iOS も対応しました。
この新しいプロトコルのDNS-over-HTTP/3を使用するには、h3://dns.adguard-dns.com/dns-query
のようなアドレスを持つカスタムDNSサーバーを追加する必要があります。
AdGuardは、Google(h3://dns.google/dns-query
)やCloudflare(h3://cloudflare-dns.com/dns-query
)と並んで、いち早くこのプロトコルに対応したのです。
Appleの方針が悪い方向に変わらず、AdGuard for iOS の広告ブロックとプライバシー機能の範囲を広げられることを祈りましょう。
いつものように、変更点の完全なリストはGitHubでご覧いただけます。
アプリを最新バージョンにアップデートし、新機能をお試しください。