【AdGuard for Android v4.4】ファイアウォール機能を改善、DNS-over-HTTPS フィルタリングを強化
おいしいアップデートのレシピに不可欠なものといえば、大量のコード、グラス一杯のバグ修正、何十時間にも及ぶQAテスト、デザインセンス、そしてUXというソースです。
Android版AdGuard v4.4 には、これらすべてが入っています。
このバージョンのハイライトは、改良されたファイアウォール機能と更新されたCoreLibsです。
ファイアウォール機能の改善
ユーザーからのご報告によると、「ファイアウォール」機能は通知のせいで不便する時があるそうです。
その結果、システム環境設定で通知をオフにする人が増えていました。
そこで今回のアップデート、通知をAdGuardアプリ内で設定できるようにすることでファイアウォール機能を改善しました。
全アプリまたはアプリごとのファイアウォール通知をカスタマイズしてオフにすることができます。
例えば、Chromeのアクセス制限に関する通知を受け取りたくない場合は、通知シェードを開き、Chrome に関する通知をタップし、「ミュート」をタップしますと、Chromeに関するAdGuardファイアウォール通知がすべて無効になります。
または、AdGuardアプリ →「AdGuard による保護」 → 「ファイアウォール」 → 「通知」 でもこれを設定できます。
アプリを選択し、スイッチをオフに切り替えてください。
DoHリクエストの on-the-fly フィルタリング
AdGuard のフィルタリングエンジンであるCoreLibsの更新により、DNS-over-HTTPS(DoH)接続フィルタリングをon-the-fly(オンザフライ) で実装できるようになりました。
AdGuard のデスクトップアプリは、すでにこの仕組みを採用し、スムーズに動作しています。
しかしそもそも、なぜこの機能が必要なのでしょうか?
以前は、ユーザーがブラウザでDoHを有効にしていて、AdGuardでは有効にしていない場合、ブラウザで直接リクエストをフィルタリングして、暗号化されていないシステムDNSにリクエストを送信しなければならず、セキュリティが低下している状況になっていました。
現在では、オンザフライDoH接続フィルタリングにより、DNSリクエストを暗号化されていないサーバーに送信することなく、ブラウザでフィルタリングできます。
セキュアDNSフィルタリングを設定するには、
AdGuardアプリ → 設定⚙ → 一般設定 → 詳細設定 → ローレベル設定 → セキュアDNSをフィルタリング
にアクセスしてください。
また、v4.4 では、いくつかの小さなバグを修正し、UserscriptsWrapperとDnsLibsを更新しました。
完全な変更履歴はこのページで確認できます。