【AdGuard for Mac v2.13】HTMLフィルタリングルールの改善、DoH認証など
先日、AdGuard for iOS のアップデートをリリースしました。
続いて、AdGuard for Mac v2.13 をリリースいたします。
この新バージョンには、ユーザーのブラウジング体験を向上させるためのいくつかの機能改善とバグ修正が含まれています。
さらに、広告ブロックの効率を高める便利な機能を実装しました。
主な改善点を詳しく見てみましょう。
HTTPS フィルタリングの透明性を向上
HTTPSフィルタリングの透明性を高めるため、AdGuard は、「フィルタリングログ」で訪問したウェブサイトの元の証明書を検査するオプションを提供するようになりました。
あらゆるウェブリクエストの詳細を確認し、AdGuard が使用した暗号化を確認し、元の証明書を検証することができます。
AdGuard for Mac アプリ → [画面右上の⚙] → [アドバンスド設定] → [フィルタリングログ] → [証明書を表示する]
この機能は、HTTPSフィルタリングに関する大きな懸念への対策です。
AdGuard は各ウェブサイトの証明書を検証しますが、元の証明書をご自身で検証したい場合があるかもしれません。
この問題についてより詳しくは、ナレッジベースでもご確認いただけます。
HTML フィルタリングルールにおけるセレクタのサポート
このバージョンのもう一つの大きな変更点は、HTMLフィルタリングの改善です。
AdGuardは、HTMLフィルタリングルールにおけるセレクタのサポートを追加し、より効果的に広告をブロックできるようになりました。
新しいDnsLibsとベーシックHTTP認証
DnsLibs の更新により、AdGuard for Mac ユーザーは新機能にアクセスできるようになりました:「ベーシックHTTP認証」という機能です。
これは、カスタムDNSサーバーを使用していて、そのサーバーへのアクセスを制限したい場合に特に便利です。
以前も、IPアドレスでアクセスを制限することができましたが(例えば、自宅のIPだけがDNSサーバーに接続できるようにする)、頻繁にいろんなネットワークに接続するモバイルデバイスの場合はどうでしょうか?
幸運なことに、DNS-over-HTTPSプロトコルはHTTPプロトコルの利点を生かすことができます。
ベーシックHTTP認証を使用してカスタムDNSサーバーを設定することで、そのサーバーへの接続を制御することができます。
まもなく、AdGuard Home と AdGuard DNS で「ベーシックHTTP認証」が利用可能になります。
アップデートに関するご質問やフィードバックがありましたら、ぜひお知らせください。
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v2.13 の完全な変更履歴は、Githubでご確認いただけます。
また、Github issuesでもフィードバックをお寄せすることができます。