【変更点解説④】AdGuard for Android v4.0 の「アシスタント」の使い方
本記事は、AdGuard for Android v4.0 の変更点・機能解説連載の第4弾です。
この連載では、v3.6 と比較して何が変わったのか、アプリをより使いこなすためのヒントなどをご紹介しています。
(AdGuard for Android v4.0 に関する連載の記事一覧はこちら)
Android版AdGuardの最新バージョンをまだお持ちでない方は、こちらからダウンロードできます。
「AdGuardアシスタント」という機能をご存じない方もいらっしゃると思いまして、v4.0に関する連載の最終回として、アシスタントの使い方をご紹介することにしました。
また、アシスタントについて既にご存知の方は、v4.0でどのように改良されたかをご確認いただけます。
- AdGuardが有効になっていると◯◯アプリが正常に動作しない…。
- あ、そう言えばこのウェブサイトで広告をブロックしたくないなぁ…。
- △△アプリがモバイルデータ通信を使いすぎ!すぐにアクセスを制限したい…。
このような場合に、最近使用したアプリやウェブサイトの設定をすばやく変更したり、統計情報を確認したりするツールとして、「AdGuardアシスタント」がかなり便利です。
アシスタントを開く方法
- AdGuardがインストールされているお使いのAndroid端末で、画面上部から下にスワイプして通知シェードを開く
- AdGuard通知を見つけて広げる
- 「アシスタント」をタップ
アシスタントの使い方
AdGuardアシスタントを開きますと、「アプリ」と「ウェブサイト」という二つのタブがあります。
それぞれに最近使用したアプリとウェブサイトが表示されます。
つまり、アシスタントは、あなたが最近使ったアプリやウェブサイトに対するAdGuard設定カスタマイズや統計情報確認を素早く行える方法なのです。
具体的に何ができるのかを見てみましょう。
アプリ
一覧からアプリを選択すると(例として「Chrome」を選択)、いくつかのオプションが表示されます。
「最新アクティビティ」
これを押しますと、AdGuardアプリに移動し、Chromeによる直近10,000リクエストの詳細情報が表示されます。
「このアプリの統計」
AdGuardアプリに移動し、Chrome に関する統計情報が表示されます:
- Chrome でブロックされた広告と追跡の数
- Chrome の広告やトラッキングリクエストをブロックすることで節約されたデータ通信量
- Chrome がリクエストを送信する企業
「アプリの管理」
AdGuardの「アプリの管理」画面に移動し、アプリに対してAdGuardによる保護をオフにすることができます。
これって、どのような場合に便利か?(例)
- 特定のアプリで広告をブロックしたくない場合(例えば、ゲームで広告を見ることで報酬を得たい場合など)
- AdGuard が原因でアプリが正常に動作しない場合(たとえば、トラッキングがブロックされると、アプリの基本機能が動作しなくなるアプリがあったりします)
「ファイアウォール設定」
AdGuard に移動し、このアプリに対するファイアウォール設定を変更できます。
これって、どのような場合に便利か?(例)
- アプリに特定のデータ通信(モバイル、Wi-Fi、ローミング)を使用させたくない場合
- グローバルファイアウォールルールを有効にしていて(例えば、「全アプリのローミング・データへのアクセスを制限」など)、特定のアプリをその対象外にしたい場合
ウェブサイト
一覧からウェブサイトを選択すると(例として「www.google.com
」を選択)、いくつかのオプションが表示されます。
「ホワイトリストに追加する」
タップすると、www.google.com
は即座にがホワイトリストに追加され、AdGuard はwww.google.com
をフィルタリングしなくなります(つまり、このサイトで広告とトラッカーはブロックされなくなります)。
「最新アクティビティ」
これを押しますと、AdGuardアプリに移動し、www.google.com
への直近10,000リクエストの詳細情報が表示されます。
「ウェブサイト統計」
AdGuardアプリに移動し、google.com に関する詳細な統計情報が表示されます:
- google.com への広告・トラッキングリクエストのブロック数
- google.com への広告・トラッキングリクエストをブロックすることで節約されたデータ通信量
- google.com へリクエストを送信するアプリ
- google.com のサブドメインに関する情報
まとめ
「AdGuardアシスタント」は新機能というわけではありませんが、AdGuard for Android v4.0 で実装された変更点に伴って「アシスタント」も改新され、より多くのことができるようになりました。
「AdGuardアシスタント」を使って、アプリやウェブサイトのフィルタリングを無効にする最も簡単な方法として非常に便利なだけでなく、ファイアウォール設定の管理や統計情報の確認もできるようになりました。
また、アシスタントや AdGuard for Android 全般に関するご意見・ご感想などがありましたら、ぜひAdGuardのSNSやGitHubまでお気軽にお寄せください。