AdGuard for Windows v7.21: Windowsの「リコール」機能をブロックできるようにしました
良いアップデートは既存の機能を改善するだけでなく、プライバシー保護の新たな手段も導入したりすべきだと考えています。
そのため、AdGuard for Windows v7.21には、「Windowsの「リコール」を無効にする」というまったく新しい機能が追加されました。
現在、この機能は最新のMicrosoft Copilot+ PCを使用しているユーザー以外には関係ありませんが、今後はより多くの人に必要となるでしょう。
Microsoft Copilot+ PCは、私たちが思っているより早く主流のパソコンになる可能性があります。
Recall(リコール)機能とは何か、なぜプライバシー上の懸念となっているのか、そしてなぜAdGuardでブロックできるようにしたのかを詳細に説明した記事はこちら:
その内容を要約すると、以下のとおりです。
Recall(リコール)とは何か、なぜAdGuardはそれを好まないのか
Microsoft Recallは、1日を通してあなたの活動を静かにスクリーンショットで記録する機能です。
本来は、PCの操作履歴(使用したアプリや訪問したウェブサイトなど)を遡るのを助けるためのものとなっています。
しかし、バックグラウンドで行われるスクリーンショット取得という概念自体が不快です。
要するに、Windowsのシステムは、どんな時でもプライベートなチャットウィンドウ、クレジットカードの入力画面、決して保存したくない個人情報を撮影したスクリーンショットを保存する可能性があるのです。
Recallはプライバシーに配慮した機能だ、とMicrosoftは主張している。デフォルトでオフになっており、Windows Hello認証とログイン時のPIN入力が必要で、ID番号などの機密データをフィルタリングできるとされている。スクリーンショットはローカルに保存され、暗号化されている。
それでも、AdGuardとしてはこれじゃ不十分です。
PINは簡単に破られる可能性があり、フィルタが機密コンテンツを検出できない可能性もあります。バックドアを開放したまま、すべてが意図通りに機能することを期待したり、マイクロソフトが常に善意で行動することを信頼したりするだけでは、堅固なプライバシー保護戦略とは言えません。
まさにその理由から、AdGuardにはWindowsによる追跡をブロックするための専用設定セクションがあります。そして今回、さらに1つ増えました。
AdGuardでWindowsリコールをブロックする方法
Windowsが画面上のアクティビティをキャプチャするのを防ぐには、「設定」を開き、「トラッキング防止」機能を有効にします。
そうすると「Windowsの「リコール」機能を無効にする」も自動的に有効になります。
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