FBI、広告ブロッカーの使用を推奨 AdGuardで検索広告ブロック設定を確認する方法
新しい一年が始まっても、あらゆる広告主が相変わらずしつこい広告をインターネットのあちこちで押し付けます。
しかし、問題はそれだけではありません。
オンライン広告は、危険な場合もあるのです。
これを、米連邦捜査局(FBI)が発表しました。
クリスマス休暇前に発表された警告で、FBIはサイバー犯罪者によって搭載された検索エンジン広告によるセキュリティ脅威について警告しています。
これらの広告は、検索結果の最上部に表示され、実際の検索結果との「区別は最小限」で、通常の広告とほぼそっくりにデザインされているという。
Google社は長年にわたり、同社の主な収入源である広告費を追求するあまり、スポンサー広告をオーガニック検索結果とあまり区別できないようにしてきました。
まあ、これはちょっと別の話ですが。
これらの広告自体は悪意のあるものではありません。
つまり、検索結果に出る広告をクリックするだけでコンピュータ・スマホがウイルスに感染することはありませんが、正規のソフトウェアだと思ってダウンロードしてしまうマルウェアを含むなりすましウェブページに誘導されることはあります。
広告がもたらすもう一つの脅威は、暗号通貨取引プラットフォームを装った偽の金融ウェブサイトにユーザーを誘導する手段として、広告が使われることが増えていると、FBIは述べています。
このような詐欺サイトは、本物のプラットフォームのデザインを模倣し、ユーザーにログイン情報と財務情報を入力するよう求めます。
この種の仮想通貨系詐欺は勢いを増しているようです。
セキュリティ企業のNetskope Incは今年初め、人気のある仮想通貨サービスの偽サイトが増加していると報告した。
Bloombergは独自の調査を実施し、Googleが人気のある暗号通貨プラットフォームを検索すると「1ページ目にフィッシングリンクがある結果が出る」と指摘しました。
悪質な検索広告の被害に遭わないために、できる対策がいくつかあります。
ここでは、FBIの言葉をそのまま引き合いに出すべきでしょう:
広告をクリックする前に、URLを見て、そのサイトが本物であることを確認してください。悪質なドメイン名は、意図したURLと似ていても、意図的なタイプミスや文字の位置ずれがあります。
企業や金融機関を検索するのではなく、インターネットブラウザのアドレスバーに直接URLを入力し、公式サイトにアクセスしましょう。
インターネット検索をするときは、広告をブロックする拡張機能を使用しましょう。 ほとんどのインターネットブラウザでは、広告ブロック拡張機能のような拡張機能を追加することができます。ブラウザの設定により、特定のウェブサイトでは広告を表示し、他のウェブサイトでは広告を表示しないようにすることができます。
私たちも上記に同意しますが、今回の「有害サイトへ誘導する検索広告」を防ぐには、最後の点については大事な補記があります:
広告ブロッカーを導入するだけでなく、広告ブロッカーの設定で検索広告ブロックが有効になっていることを確認しておくことが重要です。
AdGuard広告ブロッカーなら、検索広告ブロックは基本有効になっていますが、初期設定時(インストール時ナビゲーション)での選択やユーザー独自設定でオフにされている場合もありますので、念のため、以下に各プラットフォームで検索広告ブロックを有効にする・確認する手順を記載しておきます。
AdGuardで検索広告ブロックを有効にする・有効であることを確認する方法【各プラットフォームでの手順】
※以下の状態が、検索結果で出る広告がブロックされる状態となります。
AdGuard for iOS
🛡アイコン (下方の左から2つ目) → 「Safariでブロック」 → 「フィルタ」 → 「その他」 → 「検索広告・自己宣伝のブロック解除フィルタ」をオフにする
AdGuard for Android
画面左上のメニュー(☰) → 「コンテンツブロック」 → 「フィルタ」 → 「その他」 → 「検索広告・自己宣伝のブロック解除フィルタ」をオフにする
AdGuard ブラウザ拡張機能
⚙ (画面右上) → 「一般」 → 「検索広告やサイトの自己宣伝をブロックする」をオンにする
AdGuard for Windows
メイン画面上の「設定」 → 「広告ブロッカー」 → 「検索広告やウェブサイトの自己宣伝をブロックしない」にチェックが入っていないことを確認する
AdGuard for Mac
⚙ (画面右上) → 「設定…」 → 「一般」 → 「検索広告やウェブサイトの自己宣伝をブロックしない」にチェックが入っていないことを確認する
AdGuard for Safari (Mac)
設定 → 一般設定 → 「有用な広告を表示する」をオフにする
他社広告ブロッカーはものによって機能が異なりますが、
AdGuard広告ブロッカーなら、迷惑な広告やトラッキング(個人情報追跡)から保護し、ユーザーに関する情報の収集量を減らし、広告をブロックすることで詐欺系サイトに誘導する広告を削除するだけでなく、フィッシング・マルウェアのような危険なサイトが読み込まれること自体を防ぐことができます。
ちなみに、アドウェア対策やフィッシング攻撃の阻止以外にも、広告ブロッカー使用には、表ではあまり見えないメリットがあります。
詳しくはこちらのブログ記事をご覧んください。
以上、安全で広告のない休日をお過ごしください。