【AdGuard for Windows v7.10】DPI対策機能とその他
いよいよ夏本番!新しい季節の準備はできていますか?
新バージョンの AdGuard for Windows v7.10 でオンライン生活を保護できます。
本アップデート内容を紹介したいと思います。
DPIからの保護
「インターネットプロバイダのDPIから保護する」という新機能が「ステルス・モード」セクションに追加され、オンラインプライバシーがどれほど改善されたかを実感していただけたら幸いです。
DPI(Deep Packet Inspection)は、パケットの内容によってトラフィックを深く分析し、フィルタリングを行うとともに、統計データを蓄積するシステムです。この技術を利用して、インターネットプロバイダは通過するトラフィックを制御し、クライアントのコンテンツへのアクセスを制限する能力を手に入れます。
そこでAdGuardは、クライアントがDPIのブロック基準に該当しないように、送信パケットデータを修正できるようになりました。ユーザーがお好みのコンテンツに制限されずアクセスできることを意味します。
※ただし、今のところ一部バイパスできないDPIシステムもあり、そこは現在も改善するよう取り組んでおります。
WFPとTDIネットワークドライバーの更新
ネットワークドライバーを更新し、強化しました。これにより、アプリの効率と他ソフトウェアとの互換性が改善されました。その上、WFPドライバーのいくつかのバグを修正しました。
広告ブロックとDNSフィルターの連携強化
「広告ブロッカー」と「DNSフィルタ」のうち、どこでどんなフィルタを追加するか、ユーザー自身が決められるようになりました。
例えば、DNSフィルターは「広告ブロッカー」モジュールに、広告ブロッカーフィルター(カスタムフィルターを含む)はDNSモジュールに追加することができるようになりました。
ただし、後者はあまり簡単ではありません。
DNSルールの構文はより単純で、「広告ブロッカー」用フィルターが含むほとんどの修飾子をサポートしていないことを考慮に入れておく必要があります。
追加されたフィルタは、それぞれのモジュール(追加された場所)でフィルタリングを行います。
アップデートウィンドウのダークテーマ
小さいながらも、使いやすさを少し向上する変更です。アップデートウィンドウにダークテーマを追加しました。これにより、ダークテーマファンは、明るいアップデートウィンドウに悩まされることがなくなります。
また、いつものように、多くの変更、修正、改良を行い、Corelibs と DNSlibs も更新しました。
変更点の完全なリストはGitHubで確認することができます。
ぜひフィードバックを下のコメント欄やSNSでお待ちしております。
アプリの改善に活用させていただきます。