AdGuard for Linux v1.0、登場
AdGuard for Linux v1.0 の安定版が遂に登場!Linuxユーザーの皆様にAdGuardの名高い保護機能を提供でき嬉しいです。
長年、Linuxユーザーの皆様からAdGuardのLinux版を要望する声を受けてきました。そのため、時間と労力を注ぎ込み、Linuxユーザーのための強力なプロダクトを実現するために尽力してきました。
AdGuard for Linux v1.0 では、幅広い機能を利用でき、Linux上で完全かつ柔軟な保護機能を実現してくれます。
AdGuard for Linux v1.0 のnightly版 をテストされた方は、今回の安定版を気に入っていただけるでしょう。このバージョンでは、パフォーマンスと使いやすさを向上させるための追加機能が搭載されています。
新機能
アプリ除外機能
この機能は、AdGuard for Linuxの使いやすさを大幅に向上させます。まだご存知ない場合、特定のアプリからのトラフィックを選択的にルーティングし、必要ない場合にAdGuardのフィルタリングをスキップできます。トラブルシューティング中や、特定のサービスからの広告を表示したい場合などに便利です。
さらに便利にするため、HTTPSフィルタリングから除外するブラウザとアプリの事前作成済みリストを2つ用意しました。これにより、除外設定がより迅速で手動作業が大幅に減ります。
リストは、proxy.yaml
(アプリ除外用)とbrowsers.yaml
(ブラウザ除外用)のファイルで編集可能です。これらのファイルは、組み込みのターミナルエディター(または任意のテキストエディター)でnano [ファイルのパス]
と入力して編集し、保護を再起動してください。ファイルの場所は、config
コマンドの出力で確認できます。
差分フィルタ更新
このバージョンでは、フィルタの更新方式を「差分更新」(diferential updates)というものに置き換えました。簡単に説明すると、これで、AdGuard for Linux は前回の更新以降に追加された変更内容のみをダウンロードします。これにより、更新時のトラフィックが削減され、フィルタの更新がより迅速に行われるようになります。フィルタが常に最新状態で使用されるようになり、より正確な広告ブロックが実現します。
その他の便利な機能
初めての方は、AdGuard for Linuxが提供する以下の注目機能をお見逃しなく。
これらの機能は以前のnightly版とベータ版でも実装されましたが、依然としてチェックする価値があります。
インタラクティブセットアップウィザード
AdGuard for Linux を最初から「直感的に理解できる」ようにしたく追加した初期設定ウィザードです。
コマンドライン上で設定プロセスをステップバイステップでガイドします。推測や余分なタブは不要です。従来の設定ファイル方式を好む方でも問題ありません。完全にサポートされています。
アプリのフィルタリング
ウェブサイトで広告をブロックするのはいいことですが、真の保護機能はブラウザを超えます。AdGuard for Linux v1.0 では、アプリトラフィックのフィルタリングも可能です!
これは、MacやWindowsユーザーのようにフルUI体験にアクセスできないLinuxユーザーにとって便利な機能です。
フィルタをご自身に合わせてカスタマイズ
nightlyビルド以降に実装したもう1つの改善点です。
AdGuard for Linuxのフィルタ機能を強化し、フィルター対象の制御をさらに細かく設定できるようになりました。以下が主な機能です:
- ユーザールールのサポート
- AdGuardのリストからフィルターを追加したり、URL経由でカスタムフィルターをインストールする機能
- フィルターを削除、有効化、無効化する機能
さまざまなプロキシモードのサポート
プロキシ管理において、AdGuard for Linux v1.0 にSOCKS5とHTTPプロキシモードのサポートという便利な機能を追加しました。
また、新しいフィルタや設定を適用する際のプロキシ自動再読み込みも実装しました。設定を変更すると、ブロックリスト、設定、プロキシルールへの更新が即座に適用され、広告やトラッカーのブロックが常に最新かつご要望通りに機能します — 設定変更や手動操作は不要で、保護の空白もありません。
初期設定ガイド
インストール方法
AdGuard for Linux の最新バージョンをインストールするには、ターミナルを開き、以下のコマンドを実行してください:
curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/AdguardTeam/AdGuardCLI/release/install.sh | sh -s -- -v
必要に応じて、管理者パスワードを入力してください。
y
を入力して、実行可能ファイルへのリンクを /usr/local/bin
に作成し、インストールが完了するまでお待ちください。
アクティベーション
AdGuard for LinuxにはAdGuardライセンスが必要です。ライセンスをお持ちでない場合は、ログインまたはアカウントを作成して14日間の無料トライアルを取得できます。既にライセンスをお持ちの場合は、ログインしてアクティベーションを行ってください。
-
インストール後、以下のコマンドを入力してください:
adguard-cli activate
-
希望のオプションを選択してください:
-
表示されたリンクに従ってアクティベーションを完了してください。
設定
設定ウィザードを実行するには、次を入力してください:
```sh
adguard-cli configure
```
ウィザードは、初期設定に必要な基本情報を尋ねます。
保護機能の開始
AdGuardの保護を開始するには、次を入力してください:
```sh
adguard-cli start
```
停止するには、次を入力してください:
```sh
adguard-cli stop
```
保護の状態を確認するには、次を入力してください:
```sh
adguard-cli status
```
Linux用のAdGuardの使用方法
Linux用のAdGuardを使用する準備が整いました。すべての機能を探索する準備が整いました。設定プロセス、フィルタの使用方法、利用可能なコマンドに関する詳細情報は、ナレッジベースをご確認ください。
フィードバックをお待ちしております
AdGuard for Linux v1.0 は初めての安定版リリースであるため、ご意見や機能の提案は私たちにとって大変貴重です。以下の方法で改善にご協力いただければ嬉しいです:
- GitHubでイシューを作成してください。issueを作成する前に、リポジトリを確認することをおすすめします。同じ問題が既に報告されている可能性があります。
- SNSを通じてご連絡いただき、ご意見をお寄せください。
ご支援に心より感謝申し上げます。さあ、AdGuard for Linux v1.0 をインストールし、Linux での保護機能を体験してください。