VPNの使い方の様々な例
VPNって居場所を隠せるくらいじゃないの?
と思われるかもしれません。
もちろん、オンラインで現在地を隠すことで、自分の国では利用できないものにアクセスするのも便利だし、あらゆる目的であなたの個人情報を欲しがる人々から保護されるのもいいことです。
しかし、この「デジタル移民」というか「IPツーリズム」は、思いがけないように役に立つこともあります。
VPNは、ウェブサイトやアプリに対してジオロケーションを偽装してくれるだけではありません。
接続を暗号化してセキュアにし、機密性の高いプライベートデータを悪用されないように保護してくれるので、「隠される」のは位置情報だけではありません。
実際、カフェや地下鉄で公共Wi-Fiネットワークに接続する場合は、他人から隠せるものはすべて隠したほうがいいです。
本記事では、VPNが絶対的に必要となる重要なユースケース8本を厳選しました。
では、早速見ていきましょう。
VPNが生活をよりよくする数ある例の中からいくつかのケースを紹介します。
1. 海外での買い物
海外で買い物をして、自国ではなかなか手に入らないような珍しい商品を買うことは、とても楽しいことです。
最近では、わざわざ海外に行かなくても、自宅にいながら世界中の商品をオンラインで購入することができる機会が増え続けています。
しかし、国によって決済システムや条件(特定のカードしか使えない、特定の書類が必要など)が異なるため、ショッピングが難しい場合もあります。
VPNを使用して、バーチャルロケーションをショップの国に変更することで、これらの困難を回避し、オンラインショッピングの可能性をより広げて楽しむことができます。
2. お金の節約: 航空券やホテルを安くする
最新のスマートアルゴリズムは、最近では多くのことを行っており、例えば、商品やサービスの価格をパーソナライズすることができます。
例えば、Uberの乗車料金が、バッテリー残量が少なかったり、雨が降ってきたり、金曜の夜だったり、最新のiPhoneを持っていたりすると高くなります。
ものがあなた専用価格になるということですが、これっていいことでしょうか。
あまりいいことではありません。
例えば、ロボットがミスしてあなたを誤って金持ちとして識別したりしてあまりにも値上げすることもあります。
航空会社や予約代理店はまさに、あなたの個人情報を使って価格を調整します。
彼らは、あなたがより良い価格を探しに行かないくらいの範囲で、あなたにできる限り高額のチケット価格を表示したいものです。
フリスコの高級住宅地から、例えばカナダの奥地に場所を変えてみて、何が起こるか見てみましょう。
何も起こらないかもしれません。その場合、他の場所を試してみてください。
VPNサービスでは、世界のさまざまな国のサーバーを選択することができます(また、別のブラウザを使用するか、使用していたブラウザのクッキーをクリアして、プライベートモードまたはインコグニートモードで検索するのも役立ちます)。
何回かこのような検証を続けると、チケット価格が変化することを簡単に確認できます。
Vpnmentorによるイメージ(Skyscannerという航空券検索サービスが、VPNを使うとより低額のオプションを表示するという例)
VPNはIPアドレスだけでなく、その他の個人情報も保護してくれます。
※ただし、あなたが航空会社のブラックリストに入っている場合は、VPNは役に立ちませんので、空と地上でのマナーは守ってくださいね。
ホテルやレンタカーを予約する際にも、価格の個別化が行われることがあります。
ぜひ場所を変えたり、クッキーを消去したり、ブラウザを入れ替えたり、タブをIncognitoやプライベートモードで開いたり、コツをググったりして、実験をしみてください。
3. より多くのコンテンツが利用可能に
さて、想像してみてください。
新しいスーパーヒーローの超大作が人気のあるストリーミングプラットフォームで公開されたとします。
しかし、困ったことに、それはアメリカの視聴者向けにしか提供されていません。
そして、あなたはアメリカ外にいます。
後から見ることになって、ネットでネタバレされるなんて、とても不公平ですよね。
ここで、VPNの出番となるわけです。
ストリーミングサービスは、国ごとに利用できるコンテンツのライブラリが異なります。
そこで、VPNを使えば、場所を変えて、自分好みの映画やテレビ番組をより多く楽しむことができます。
AdGuard VPNが対応している人気のストリーミングサービスと国はこちらでご確認ください。
4. 企業の奴隷状態から合理的な大人の世界への逃避行
オフィス、学校、キャンパス、大学、あらゆる種類の機関では、使用しなければならない人のために独自ネットワークを設定しています。
場所によっては、ウィキペディアや仕事関係のリソース以外のほぼすべてのものへのアクセスを制限されることもあります。
先延ばしにしがちで、生産的な時間をSNSなどで浪費していることがあるなら、このような環境には感謝しかないだろう。
しかし、やらなければならないことに必要なWebサイトがブロックされている場合は、VPNを利用できます。
企業などがネットワークを厳しく制限する理由は、実はもうひとつあります。
それはセキュリティです。企業の情報漏えいは世界的な問題であり、公的機関も被害を受けていますし、学校はもちろん、幼稚園でもサイバー攻撃の対象となっています。
VPNを使用して接続を保護し、ネットワーク所有者の安全を確保しましょう。
まともなVPNを使用しますと、通信と転送されるデータはしっかり暗号化されます。
5. “デジタル再移住”
体は海外にいても、心は家にいたいという場合があります。
海外旅行や出張先で、家と同じネット環境を再現したり、地域制限のあるお気に入りのサイト、アプリやサービスを使用したい場合にもVPNが手助けになります。
6. Tinder: VPNでより自由に、より無駄なお金を使わずに
VPNがTinderの体験を豊かにし、起こりうる問題を解決するのに役立つ方法は、少なくとも3つあります。
①位置情報を変更して、他の国の人と出会える(余分なお金をかけずに)
デフォルトでは、あなたの近くにいる可能性のある相手が表示されます。
広い範囲を選択することができますが、事実上、あなたの市や町(郊外を含む)に留まります。
もしあなたがカリフォルニアにいて、パリの人とチャットしたいなら、Tinderの有料サブスクリプションを買わないといけません。
しかし、TinderサブスクリプションはほとんどのVPNよりも高価で、機能がTinder内のものに限ります。
一方、有料VPNは上記のような様々な用途に使えます。
残念ながら、VPNで対応できるのは、Tinderをウェブサイト「tinder.com」として利用していて、ブラウザの設定で位置情報の検出を禁止している場合のみです。
Tinderは、あなたがIPではなくGPSを使用していることを知っています(「より良い体験のためにデバイスの位置情報をオンにしてください」という通知は、もちろん彼らの体験を意味しており、だからこそ「ノー、サンキュー」というオプションがないのです)。
モバイルアプリ版にもいくつかの回避方法がありますが、そういった方法はVPN以外のものを使ったものです。
②VPNは、どこか別の場所にいるふりをするためだけでなく、今いる場所にいないふりをするためのものでもあります。
Tinderは、あなたの国や職場、学校ではブロックされているかもしれません(あなたが教師であれば、これは特に腹立たしいことです)。
VPNを使って制限を解除しましょう。
Facebookも国やネットワークによってはブロックされている可能性があります。
Tinderを使うのにFacebookは必須ではありませんが、Facebookアカウントでログインする場合は、Facebookもアクセス可能である必要があります。
③Tinderがユーザーとしてあなたをブロックする場合。
あなたがいたずらや他のユーザーに悪いことをしていなくても、ブロックされる場合がしばしばあります。
例えば、頻繁にアカウントをリセットしたためにブロックされる人もいます。
VPNを使って、別のアカウントを作成してみてください(TinderはIP検知以外の方法で、バックドアから侵入しようとする人をキャッチするので、100%の成功保証はありませんが)。
7. 制限されているウェブサイトへのアクセス
なぜ私を入れてくれないの?
と思わせるサイトが制限されている原因は、インターネットの細分化であり、このプロセスには良い理由もあれば、有害な理由もたくさんあります。
もし、アクセスできないウェブサイトを見つけたら、VPNでアクセスしてウェブをより広く、世界的なものにしてくれるかもしれません。
8. セキュリティ向上
自分の情報を守る、自分のアイデンティティを守る、自分や家族を詐欺師やマーケティング操作、ハッカーや狂人に狙われないようにする、会社の情報を漏らさないようにする、などなど。
すべてのVPNプロバイダーは、プライベートネットワークを介した安全な暗号化された接続が、いかにあなたのデジタル存在の安全性を高めるかを語り続けていますが、それは事実です(信頼できるまともなVPNの場合)。
私たちAdGuardは、無頓着さがどれほどのお金とストレスを生むかをよく知っています。AdGuard VPNは、ユーザーの民様の幸福と安全性を念頭に置いて作られています。
また、AdGuard VPNは、位置情報を変更したり、通信を暗号化したりするだけではありません。
キルスイッチ、許可リストとブロックリスト、さまざまな操作モード、独自開発プロトコルという機能などがあります。
AdGuard VPNのユニークな機能のすべてについては、こちらの記事で詳しく紹介しております。