AdGuard for iOS v4.2: YouTube広告ブロック用拡張機能、ルールコンバーター改善など
前バージョンから約4ヶ月をかけて、2つのベータ版を開発し、すべてを慎重にテストした上でv4.2をリリースしました。
さて、何が新しくなったのでしょうか?
YouTube広告ブロック用拡張機能
最近のAdGuardブログ記事をご覧になっている方は、このリリースに至るまでの経緯をご存知かと思います。簡単にまとめると、
- 3月にYouTubeが広告表示に新しいアルゴリズムを採用し始めました。
- AdGuardのユーザーが、SafariでYouTube広告が表示されるようになり、多くのお問い合わせをいただきました。
- 私たちは解決策を考えました。一時的な回避策として手動でインストールする必要があるショートカットを作成しました。
しかし、私たちはさらに一歩進んで、このショートカットをAdGuard内蔵の拡張機能にすることで、ユーザーに対してできるだけ使いやすく手間のいらないものにしたいと考えました。
このようなソリューションを開発することは、私たちにとって非常に重要なことでした。
YouTubeのアルゴリズムとSafariでの予期せぬ広告など、様々な問題が発生した後に、エレガントでシンプルな方法でこの問題を解決する方法を見つけ出せたことを嬉しく思います。
新しいYouTube広告ブロック用Safari拡張機能
AdGuardアプリをv4.2にアップデートすると、このYouTube広告ブロック用Safari拡張機能は自動的にインストールされます。
拡張機能を有効にするには、Safariでyoutube.comを開いて、共有メニューで「YouTube広告をブロック (AdGuard)」をタップするだけで十分です。
(※YouTubeページを再読み込みした場合は再び共有メニューで「YouTube広告をブロック (AdGuard)」をタップしてください。)
ショートカットの場合とは異なり、複雑な手順を踏む必要はありません。この拡張機能はデフォルトで有効になっており、すぐに広告の処理を開始します。
広告以外にも、この拡張機能はiPadでブロックした後に残る空白を取り除きます。さらに、動画が再び自動的に再生されるようになり、余計に再生をタップをする必要がなくなりました。
ルールコンバータの改善
ルールコンバータは、iOSに特有のものです。
AdGuardフィルタリングルールをSafari用ルールに変換するために必要なものです(Safari用ルールの構文が一般的に受け入れられているルールとは異なるため)。
4.2バージョンでは、ルールコンバータのパフォーマンスを向上させ、新しい修飾子($specifichide
, noop
, denyallow
)のサポートを追加し、変換エラーを修正しました。
その他の変更点は比較的軽微で、DnsLibsを更新し、発見されていたバグをすべて取り除きました。
いつものように、新バージョンに対する皆さんのフィードバックをお待ちしています。
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