AdGuard for Linux 1.0
公開日: 2025年4月29日
AdGuard for Linux v1.0 の安定版が遂に登場!Linuxユーザーの皆様にAdGuardの名高い保護機能を提供でき嬉しいです。
長年、Linuxユーザーの皆様からAdGuardのLinux版を要望する声を受けてきました。そのため、時間と労力を注ぎ込み、Linuxユーザーのための強力なプロダクトを実現するために尽力してきました。AdGuard for Linux v1.0 では、幅広い機能にアクセスでき、Linux上で完全かつ柔軟な保護を実現するツールが手に入ります。
AdGuard for Linux v1.0 のnightly版 をテストされた方は、今回の安定版を気に入っていただけるでしょう。このバージョンでは、パフォーマンスと使いやすさを向上させるための追加機能が搭載されています。
アプリ除外機能
この機能は、AdGuard for Linuxの使いやすさを大幅に向上させます。まだご存知ない場合、特定のアプリからのトラフィックを選択的にルーティングし、必要ない場合にAdGuardのフィルタリングをスキップできます。トラブルシューティング中や、特定のサービスからの広告を表示したい場合などに便利です。
さらに便利にするため、HTTPSフィルタリングから除外するブラウザとアプリの事前作成済みリストを2つ用意しました。これにより、除外設定がより迅速で手動作業が大幅に減ります。
リストは、
proxy.yaml
(アプリ除外用)とbrowsers.yaml
(ブラウザ除外用)のファイルで編集可能です。これらのファイルは、組み込みのターミナルエディター(または任意のテキストエディター)でnano [ファイルのパス]
と入力して編集し、保護を再起動してください。ファイルの場所は、config
コマンドの出力で確認できます。差分フィルタ更新
このバージョンでは、フィルタの更新方式を「差分更新」(diferential updates)というものに置き換えました。簡単に説明すると、これで、AdGuard for Linux は前回の更新以降に追加された変更内容のみをダウンロードします。これにより、更新時のトラフィックが削減され、フィルタの更新がより迅速に行われるようになります。フィルタが常に最新状態で使用されるようになり、より正確な広告ブロックが実現します。